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キャラクター作家インタビュー3

動物をモチーフにしたキャラクターをたくさん創作されているikasさんにキャラクターの制作方法などについてお聞きしました。

ikasさんが描かれた動物キャラクター第1号のどうぶつは何でしたか?

茶色いクマのキャラクターでした。
子ども向けの生地のデザインのお仕事で、野球のユニフォームを着てバットを持ったワンポイント風のクマを中心にウサギやイヌなどもチームメイトとして登場させました。

動物キャラクターを創作する中で、苦労したどうぶつはありますか?

鳥が描きにくいです。
キャラクターの個性がいちばん出るのは目だと思うのですが、ニッコリしてたりイ~ッってしてたりっていう口元の表現も大切な部分だと思うんです。
でも、クチバシだとそれが自由に描けないし、そのうえ手は羽だし。(笑)
足ひとつにしても鳥をかわいく描くのは手こずっています。

今後、キャラクター化してみたいどうぶつはありますか?

ワニのキャラクターです。
ワニのフォルムが好きで、今までにも描いたことはあるんですがイマイチ思うようにいかなくて。
あの長~い口が特徴なのに、描こうとすると逆にそれがジャマになってしまって・・・。
「これだ!」っていうのを描いてみたいですね。

多キャラ箱に登録しているご自身の作品の中で一番愛着のある作品はどれですか?

気に入っているキャラクターはいろいろありますが、今は最近登録したばかりの「ワルくま ベアー」です。
何年か前から温めていたキャラクターで、普段はとってもいい子なのに、たまにワガママな悪い子になっちゃうっていう設定の小グマのキャラクターなんです。
でも悪い子と言っても「あ、わかる~!」って思ってもらえるような可愛げのある悪クマです。
少し毒のあるキャラクターが好きなので、かわいいけれどちょっと腹黒さも持ってるキャラクターが出来ないかなぁ~って考えたところから生まれました。
悪い子に変身したときは分かりやすく、体の色や目つきも変えて毒づかせたセリフを言わせたりして描きながら私も楽しんでいます。

ワルくま ベアー
ワルくま ベアーを見る

数多くのキャラクターを制作されていますが、創作のアイデアはどのような時に生まれますか?

電車に乗っている時や、テレビを見ている時など何気なくふと目にしたものがヒントになって
思いつくことも多いですがエンピツで落書していて「あ、これ広がるかも?」っていうのが描けることもあります。
でも、頭に何もないままパソコンに向かって「マル描いて・・・そこに目を描いて・・・」ってことろからポンッと生まれることもあるんですよ。

キャラクター 一覧

ikasさんのキャラクターを制作する手順を詳しく教えてください。

落書きなどラフスケッチから生まれたキャラクターは、ラフをスキャンしてPCに取り込んでトレースをして仕上げます。
頭の中で思いついたものは下描きなしでいきなりPCで描いていきます。
イメージから描き起こしているので、描いている間にどんどんキャラクターが変化していくこともあります。
アウトラインの有り無しや色も含めて、描きながらそのキャラクターにあった雰囲気で考えていっています。

キャラクターを制作する際に使用している愛用の道具などはありますか?

手描きでタッチを出したいときはワトソン紙に面相筆を使っています。
PCで作業するときはAdobe Illustrator。すべてマウスで描いています。
しかも私は左利きなのに、マウスはなぜか右手で使ってます。
手描きで描いたときは、スキャナで取りこんでStreamlineというソフトでベクトルデータに変換してIllustratorで着色しています。なのでStreamlineの入ったiMacは今でも現役で活躍中です。

製作過程画像 1

キャラクター画像 1

キャラクターの制作にあたり、チャレンジしている表現方法はありますか?

立体作品です。
今、少し作っているのが石粉粘土を使ったもので、まだまだ単純なものばかりなのですが
平面で描いた自分のキャラクターが立体になっていくのを見るのはワクワクしますね。

キャラクターを創作する上でのikasさんのこだわりは?

私のキャラクターを見てくれた人たちに、何か伝わるものを持っているキャラクターかどうかっていうことです。
と、言えば大げさかもしれませんが、「ニコッ」や「クスッ」や「ニヤッ」でも。
何かを感じていただけるものが出来たら「ヤッター!」です。

多キャラ箱にはたくさんの方が動物モチーフの作品を登録しています。そうした作品をご覧になっての感想をお聞かせください。

自分の中にない感性で描かれたキャラクターは「すごいなぁ~。」って思います。
「こんなの描いてみたい!」って思うのがあっても、そこはその作家さんの感性で描かれているものなので悔しいけど描けないものがありますし、アイデアひとつにしても「そうきたか!」っていうのもあって他の作家さんたちの作品を見るのはいい刺激になります。

キャラクターを制作しているクリエイターのタマゴの皆さんへ、ikasさんからアドバイスをお願いします。

私もまだまだ殻は破れていないので偉そうなことなんて言えませんが・・・。
無理にキャラクターを作り出そうと考えすぎずに自分が描いていて楽しいって思うものを
描いていけば生き生きした楽しいキャラクターたちが生まれるのでは?と思います。

プロフィール

大阪市立工芸高等学校 図案科卒業
文具メーカーを経てイラスト・キャラクターの制作会社に入社。
のちにファンシー企画デザインの会社で、グラフィックデザイン、パッケージデザインの仕事にも携わり、
現在は子ども向けのどうぶつキャラクター、テキスタイルデザインなどを中心に手がけています。

プロフィール下部

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