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イラストの描き方講座

⑤Illustratorを使ってみよう!

IllustratorはPhotoshopなどのペイントソフトと異なり、ベクター画像を作成するドローソフトです。Illustratorで作成したデータは拡大しても粗くならないため、大きなサイズで出力することができます。

さらにステップアップ!Illustratorを使ってみよう!
※ここではMacintosh、Illustrator CS5を使用して解説します。

ツールパネル、各種パネルが表示されていることを確認してください。
ツールパネルが表示されていない場合、上部メニューの[ウィンドウ]→[ツール]で表示されます。
各種パネルは、上部メニューの[ウィンドウ]→(必要なパネルを選択)で表示されます。
下図のような配置で作業を始めます。

今回はこちらのキャラクターの描き方を説明します。
慣れれば簡単にこのようなイラストが描けるようになります。
 
1)輪郭を描く
ツールパネルの[楕円形ツール]を選択して楕円を描画します。
 
表示された楕円に[線幅]と[線(の色)]を指定します
[線パネル]で[線幅]2mm に設定、[カラーパネル]で[線]は黒に設定します。
 
[塗り]を指定します
M20%、Y40% の肌色で配色します。
 
楕円の下側を少しなめらかな円にします。
※この作業は最後に行っても問題ありませんが、先に行った方が仕上りのイメージがつかみやすくなります

ツールパネルの[ダイレクト選択ツール]を選択して楕円の下側の[アンカーポイント]をクリックします。
クリック後はマウスから指を放さず、上に向けてドラッグします。
この時、[シフトキー]を押しながらドラッグすると、左右にブレることなく真上に移動させることができます。
これで顔のベースとなる輪郭が完成です。
※ちなみに、[ダイレクト選択ツール]の右上に[+]が付いているものを[グループ選択ツール]([ダイレクト選択ツール]のアイコンを長押しすると選択できます)といいます。間違えてこちらでドラッグすると、全体が真上に移動するだけで、形は変わらないので注意が必要です。

 
2)顔を描く
目を描きましょう。
先程の輪郭と同じように[楕円ツール]を使用します。
適当な場所に楕円を描きましょう。
塗りK100%、線(の色)無しの設定です。
色の設定は自由に変更できるので、先に決めても後から決めても問題ありません。


目に光を入れます。
[楕円ツール]で光を入れます。
塗り0%(白)、線線(の色)無しの設定です。
 
まゆ毛を描きます。
[ペンツール]を選択してください。
塗り無し、線線(の色)K100%、[線幅]1mm の設定です。


① まゆ毛の描き始めの部分(始点)をクリックして[アンカーポイント]を指定します。

② 次に、描き終わりの部分(終点)をクリックし、[アンカーポイント]を追加します。
ここがポイントです。
終点をクリックし終えてもマウスから指を放さないでください。
指を放すと、始点から終点への直線が引かれます。

③ まゆ毛に角度(アール)を付けます。
② で指を放してない状態で図の矢印の方向へドラッグしてみてください。
[ハンドル]が表示され角度(アール)が付きました。
適度なところでマウスから指を放します。

まゆ毛が描けました。
角度は、後から[ダイレクト選択ツール]で[ハンドル]を操作することでも変更できます。
 
目とまゆ毛をコピーします。
[選択ツール]または[ダイレクト選択ツール]で「目」「目の光」「まゆ毛」の3 つのオブジェクトをすべて選択します。


マウスでドラッグして囲めば選択できます。
この時、一緒に輪郭まで選択してしまわないように注意してください。
選択方法としては、ドラッグ以外にも[シフトキー]を押しながら一つ一つ選択していく方法もあります。
選択時の表示の違いは図の通りです。

この状態で、上部メニューの[オブジェクト]→[グループ]で3 つのオブジェクトを一つのグループにしておきます。
次に、上部メニューの[オブジェクト]→[変形]→[移動]で移動ダイアログボックスを表示させます。

今回は右にコピーしますので[水平方向]を22mm に設定し、[コピー]をクリックします。


これで「目」「目の光」「まゆ毛」のコピーができました。
 
右まゆ毛を反転します。
これで両目と両まゆ毛ができましたが、このままでは右まゆ毛が変なので反転しましょう。
[グループ選択ツール]で右まゆ毛だけを選択します。
[選択ツール]で選択すると先程のグループ化の影響で「目」「目の光」まで選択されてしまいます。


上部メニューの[オブジェクト]→[変形]→[リフレクト]でリフレクトダイアログボックスを表示させます。

今回は垂直軸に対して反転しますので[垂直]を選択後、[OK]をクリックします。
まゆ毛が反転されました。
 
鼻と口を描きます。
どちらも輪郭の時と同じように[楕円計ツール]を使用します。
鼻は、塗り無し、線(の色)K100%、[線幅]1mmの設定です。
口は、塗りM60%、線(の色)K100%、[線幅]1mm の設定です。
 
口の形を整えます。
今回は簡単に上部の[アンカーポイント]を削除して形を作りましょう。
[アンカーポイント削除ツール]([ペンツール]のアイコンを長押しすると選択できます)を選択します。[ペンツール]の右上に[-]がついているものです。


口の上部の[アンカーポイント]上でクリックすると、簡単に[アンカーポイント]が削除できます。
 
耳を描きましょう。
[楕円形ツール]を使用して輪郭と同じ設定で描画します。
「目」「まゆ毛」の時同様、上部メニューの[オブジェクト]→[変形]→[移動]で移動ダイアログボックスを表示させ[水平方向]を55mm に設定し、[コピー]をクリックします。
 
耳の階層を変更する。
このままでは変なので、耳を輪郭の背面へ移動させましょう。
[選択ツール]で両耳を選択して、上部メニューの[オブジェクト]→[グループ]で2 つのオブジェクトを一つのグループにしておきます。
次に、上部メニュー[オブジェクト]→[重ね順]→[最背面へ]を実行します。
このようにすべてのオブジェクトは重なり合って表示されています。
 
「輪郭」「目」「鼻」「口」「耳」を整列します。
基本的な顔のパーツが揃いましたので、今度は輪郭にそってオブジェクトを整列させます。
[選択ツール]ですべてのオブジェクトを選択してください。
オブジェクト全体が入るようにドラッグすれば選択できます。
全体が選択された状態で[整列パネル]の[水平方向中央に整列]をクリックします。
 
これで顔のでき上がりです。
途中2 回グループを設定しましたが、これをやっていないと整列した際にすべてのオブジェクトがバラバラに移動してしまうので注意してください。
 
3)髪の毛を描く
[ペンツール]を使用して髪の毛を描きます。
 

「まゆ毛」の時同様、[アンカーポイント]を追加して[ハンドル]を伸ばして角度(アール)を調整しながら描いていきます。

アールを調整するための[ハンドル]ですが、角を尖らせたい時など、この[ハンドル]が必要ない時もあります。その場合は[ハンドル]が伸びている[アンカーポイント]を[ペンツール]のままクリックします。
続きの[アンカーポイント]を追加した際に、この[ハンドル]を消したポイントは尖った角になります。

この作業の繰り返しで「髪の毛」を描いて行きます。
※このように[アンカーポイント]と[アンカーポイント]をつないでできたものを[パス]と言い、[パス]で描かれた曲線を[ベジェ曲線]と言います。

この作業は地味で慣れるまで難しいと思いますが、慣れればどんな曲線も自由に描くことができるので失敗を恐れずにポチポチと挑戦してみましょう。

4)仕上げ
最後に[パス]をつないだら完成となります。
と思いましたが、少し頬の辺りが寂しいのでちょこっと色を付けてあげましょう。
ここまでの作業通りにやれば簡単にできますね。

これで完成となります。
 

いかがでしたでしょうか?
慣れれば簡単ですが、やはり慣れるまでが大変ですよね。
ここまでの流れを応用すれば色々なイラストを描くことができます。
慣れてくれば下のように影を付けたり配色方法を変えたり、さらに色々なバリエーションのイラストを描くことができるようになります。
途中失敗しても、上部メニューの[編集]→[取り消し]で簡単にやり直しができるので気楽に作業ができます。

Illustratorはバージョンによって、使える機能も操作方法も異なります。色々と使って試してみてください。

 

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